自動化をPythonで行うメリットを比較。VBA、rpaとどっちがいい?
「Pythonで自動化するメリットを知りたい」
「Pythonでどんな自動化分野で活用できるのかを知りたい!」
この記事では、自動化でPythonをどう活用できるのか、rpa、vbaとどっちがいいのかについて解説していきます。
自動化において、pythonとvbaとrpaは常に比較されるものなので、この記事で把握しておくのが良いでしょう。
目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)
自動化でのpython活用方法
自動化においてのPythonがどう活用できるかを知っておきましょう。
そもそもPythonとは?
Pythonというのは、最近開発されたコンピューターの言語です。比較的プログラムの記述がしやすいといわれており、勉強する人が増えてきています。
最大の特徴はPythonで扱うことのできるライブラリが非常に多いことが挙げられます。
Pythonがよく使われる分野は、統計分析、機械学習、深層学習や、Webからの情報収集に使われています。また、サーバーの管理にも使われています。
- データ分析
大量のデータから必要とするデータを取り出したり、データシートの結合、統計分析、結果の見える化(グラフ化、マッピング化等)を行ったりします。
- 機械学習・深層学習
人間の学習に相当する仕組みをコンピューターなどで実現するものです。 - Webからの情報収集
マーケティングをはじめとした各種目的のため、インターネット上から情報を集めてくる方法です。 - 自動処理
最近、Pythonを自動化処理に活用する事例が増えてきました。事務業務において、ExcelのVBAではできないこともPythonを用いて進めることができます。
pythonプログラムのメリット
Pythonのプログラムのメリットは何といっても学びやすいことだと思います。
他の言語よりも複雑なルールが少なく、シンプルに書くことができます。なので、初心者にとってもとってもとっつきやすいものです。
VBAも、自分でコーディングが必要ですが、Pythonだとそのままかけるところを、変数宣言したりとエディタが見づらかったりと、なかなかやりづらいことが多いです。その点、Excelファイルを共有するのみなので、共有のしやすさはVBAの方が一歩進ん出るとも言えます。
Pythonにはライブラリが豊富です。ライブラリを使うことでコードを書く手間が少なくなるので、これも学びやすい、初心者でも使いやすいと言われる理由です!
PythonとVBAの比較
業務効率化でよく使われるVBAとPythonを比較します。VBAでの効率化には、Excelを対象としたケースが多く見られますが、outlookやwebの操作も可能です。
また、機械学習への活用事例もあります。ただし、どちらかというと、マイクロソフトのOffice、OS部分に係る操作が得意分野であり、書籍、インターネット上の情報も充実しています。Pythonは、サードパーティライブラリが充実しており、Webからの情報収集、Web系システム操作、機械学習、深層学習が得意分野であり、書籍・インターネット上の情報も多くあります。
ー | VBA | Python |
---|---|---|
エクセルの操作 | ◎可能(得意分野)多くの活用事例あり | 〇可能 |
メール操作(Outlook) | 〇可能 | 〇可能 |
Webからの情報収集 | 〇可能 | ◎可能(得意分野)多くの活用事例あり。 |
Web系システムの操作 | 〇可能 | ◎可能(得意分野)多くの活用事例あり。 |
データ分析 | 〇可能 | ◎可能(得意分野)多くの活用事例あり。 |
機械学・深層学習 | 〇可能 | ◎可能(得意分野)多くの活用事例あり。 |
開発元 | マイクロソフト | Pythonソフトウェア財団。サーとパーティライブラリの開発元 |
ライセンス形態 | 商用ライセンス | オープンソース |
調べ方 | 書籍・インターネット | 書籍・インターネット |
コスト | Officeに付属 | 無償 |