【書評】「僕が失敗から学んだネット副業術」*副業で手堅く成功するために
20年間テレビの作家として活動してきたミツさんの著書「僕が失敗から学んだネット副業術」。
本業に限界を感じ、副業を始めたいと思っている方にピッタリの本です。
副業をこれから始めてみたい人、既に始めているけど結果が出てない人にとって、文章に精通してきたミツさんのネット副業で堅実に稼ぐコツについてとても参考になります。
今回は、
このネット副業で堅実に稼ぐための概要とポイントをご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)
著者・ミツさんってどんな人?
ミツさんは、Kindle作家・コンテンツクリエイターをしています。
これまで、20 冊以上のKindle本を出版、Brain教材(有料の情報コンテンツ)も5本リリースしています。
Kindle本は8冊ベストセラーに入り、Brainでも人気の教材は販売数200を超えるものを2つ作っています。
副業でこのような、成功をしているミツさんですが、副業をはじめるまでは放送作家を20年以上していました。その中で、「報道ステーション」を担当していたこともあるそうです。
放送作家という仕事は、フロー型の仕事です。
フロー型の仕事とは、「1度サービスを売れば終了するビジネス」です。つまり、仕事を休んだり、番組が終了したり、首になった時点で収入がゼロになります。契約書などもなく、口約束で番組を請け負い、ギャラも決まり、仕事をするそうです。
サラリーマンの自分から見ると、なかなか綱渡りな仕事だなと感じました。。(笑)
また、ミツさんは、放送作家の仕事がアーカイブに残らないことにとても危機感を感じていました。
放送作家は、番組がオンエアされてその分ギャラをもらったら、その後ビタ1文も入ってこないです。
20年以上やっていた仕事がなに一つ自分の財産にならないというのは、とても恐怖を感じていたようです。
そして、強い危機感を持って、副業に取り組むようになっていきました。
最初は何もうまくいかず数々の失敗を繰り返す中、少しずつやり方がわかってきて成功することができるようになってきました。この本はそこで培われたコツが余すところなく、書かれています。
この本から学べることってどんなこと?
この本からは、次のことが学べます!
この本から学べるコト
- どんな副業が、自分に合っているのかわかる →第2章
- 副業でSNS運用をしていく方法を知れる →第3章
- 人に響く、自分だけのコンテンツの作り方 →第4章
- 「わかりやすく、離脱されない」文章の書き方 →第5章
ミツさんは、副業をはじめてから数々の失敗を経験してきました。
ノウハウばかりを求めたり、自分が好きなら、みんなも好きだと勘違いしたり、信頼される前にアフィリエイトしたり。。。
このような失敗は副業を始める型には必ず当てはまることだと思います。
そして、副業をより最短に成功させるためには、この失敗をいち早く知り自分の行動に生かすことです。
この書籍では、ミツさんの数々のネット副業においての失敗を元に、それらの対処法が丁寧に解説されています。ぜひ一度手に取ってみては、いかがでしょうか。
次からは、書籍から学べるコトを簡潔に紹介していきたいいと思います。
- 「自分を掘り下げる」からこそ進べき道が見えてくる
- ネット副業で結果を出す人は、SNSをおろそかにしない
- さぁ、あなただけのコンテンツをリリースしよう
- ネット副業でライティングは土台となる
「自分を掘り下げる」からこそ進べき道が見えてくる(第2章)
副業を始める前に、なんで自分を掘り下げる必要があるのか?
これをやらずに副業を始めてしまうと、自分にあった副業を見つけることが難しくなるからです。
副業を始めてよくあるのが、、、
ノウハウを買いあさってしまうことです。気持ちはめっちゃわかります。SNSで稼ぐとか、ネットビジネスで稼ぐとか、わからないことだらけですよね。
しかし、あなたの中にもコンテンツの種はあるはずなのです。
- 双子を同時に子育てした経験
- 上司からの飲みにケーションを3年間うまく断り続けた方法
- 破綻寸前だった彼女(彼氏)との仲を3年間うまく断り続けた方法
- コンビニやスーパーでPOPを書き続けた経験
こんなことだって、「どう対処したのか?」「どうやって回避したのか?」というコツがコンテンツになるんです。
このように必ずあなたにもシェアできそうな経験があるはずです。それらを見つけ出してみてください。
でも、自分がした経験なんて、他の人もしてるよ。。そんな目立つものじゃないし。。
大丈夫です。
一つ一つが既存のものであっても、それらを掛け合わせることで、その重なり合う部分が「あなたの強み」になるのです。
自分の強みについては常に探っていかないといけないと気づかされました。
ここに書ききれない内容もありますので、是非書籍を手に取ってみてください。
ネット副業で結果を出す人は、SNSをおろそかにしない(第3章)
副業をやるうえで、SNS、特にTwitterは欠かせないツールです。
Twitterは完全無料で使えるツールとして最強です。
「情報収集」「仲間とつながる」「コンテンツのPR」が可能になります。
「いいコンテンツは売れる」という誤解
副業を始めて最初の頃は、良く陥りやすい間違いです。いくら自分ではいいとおもった商品(記事、kindle本)であっても、Twitterをうまくつかわなければ、リリースしたことすらしられずに、埋もれていきます。
→最強なのは、いいコンテンツを作って、TwitterなどのSNSも「ガチる」ことです。
Twitterをガチるために、次のことを意識しましょう。
- アイコンとヘッダーをプロに頼み、「本気」を見せる
- 具体的に人の役に立つことを考え、ツイートする
- 自慢・ネガティブ発言など、人を遠ざけるツイートは避ける
さぁ、あなただけのコンテンツをリリースしよう(第4章)
ネットを使った副業をやるうえで、
大事なことは、「自分のコンテンツを持つ」ということです。
では、コンテンツとは何でしょうか。
コンテンツとは、「人よりうまくやるコツです。」
世の中にはいろいろなコンテンツがあります。運動だったら「逆上がり」「ボールを早く投げる」。趣味だったら「テントの張り方」「人より魚を多く釣る」。人付き合いであれば、「同様が苦労する上司をうまくいなす」「忘年会をうまくかわす」などなど。
こんなコンテンツ自分にはないよ~、と思うかもしれません。
しかし、既存のコンテンツだとしても、あなたが実践してきた「うまいやり方」を加えることで、全てはコンテンツにすることができるのです。
さっきあげた、テントの張り方では、あなた流のコツ「ペグの打つ位置、ロープの結び目を数センチずらす」のような小さなものを集めていけば、コンテンツになります。
コンテンツの源泉となるもの
コンテンツを探すときに、コンテンツの源泉となるものを紹介します。
それは、あなたが体を張って、ときには 傷ついてまで体験したこと、またはあまり人がやらない仕事をしていた経験などです。
これらは、コンテンツにする価値があるし、意味があります。
あなたの人生や経験は全てコンテンツになると言っても、過言ではないのです。
人より体を張ってやったこと、悔しくて、みじめで悲しくて流した血や涙。それらは決してムダではありません。
一滴残らずコンテンツに落とし込んでください。そうすれば、未来のあなたをきっと救ってくれます。
ネット副業でライティングは土台となる(第5章)
ネット副業において、基礎はライティングです。
ブログ、Youtube、Twitter、Kindle、Brainなどなど、ほとんどが文字を中心にコンテンツが作られています。
つまり、ネット副業とライティングは切っても切れない関係にあるのです。
20年放送作家をやってこられたミツさんは、わかりやすい文章を書くプロです。書籍の中で紹介されている「わかりやすい文章を書くためのコツ」は、どれもとても参考になります。
ここでは、かいつまんで説明していきます。
文章圧を調節すれば、読者は自然とついてくる
次のような文章をまず見てみてください。
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自作「落語本」は
モニターなしでリリースします。
読んでビックリさせたい
そんないたずら心からです
どうかお楽しみに・・・
作品の世界観には気を使いました。
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注目していただきたいのは、その文字数です。
1行目の方が短く、2行目の方が長くなっています。
1行目の圧を減らすことによって、読者は「圧」を感じずらく読みやすくすることができます。
接続詞から文章を解き放つ
読みづらい文章はとにかく1文が長いです。
文章を書くときには、
書き始めから「。」までの1文が1~2秒で読める長さにします。
なので、「だが」「しかし」「そして」「すると」などの接続詞はなるべく使わないようにします。
例えば、
「僕はラーメンが好きなのですが、それ以上に味噌ラーメンには目がなくて、気になるお店があると電車で1時間かけて通います」
この文章を1文1文短く加工します。
「僕は、ラーメンが好きです。でもそれ以上に目がないのが味噌ラーメン! 気になるお店があると、電車で1時間かけて通います。」
最初に書いた文章は1文で書かれています。でも次に書いた文章は「!」を使って3ブロックに分けています。
このように、文章を短くすることでスルスルと読めるようになるのです。
まとめ
今回は、「僕が失敗から学んだネット副業術」の書評を書きました。
これからネット副業を始める人、既に始めている人、ネット副業をやる仲間として一緒に頑張っていけたらなと思っています。
一緒に頑張りましょう!!