Google Apps Scriptでできること10選。
- GoogleAppsScriptでどんなことができるのか知りたい
- 自分のやりたいことが、GASでできるのかを知りたい
この記事では、GoogleAppsScriptでどんなことができるのかを作成している例を使って、紹介します。
GASを選択肢の一つに入れるためには、まずGASでどんなことができるのか知っておかなければイメージが湧きませんよね?
この記事で、紹介していることは全てGASで作成したものになりますので、ぜひ参考にしていってもらえたらと思います!
目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)
twitterに自動投稿、いいね、リツイート、フォローを自動実行
Twitterには、APIが提供されています。
APIとは
アプリケーションプログラミングインタフェース(API、英: Application Programming Interface)[注釈 1]とは、広義ではソフトウェアコンポーネント同士が互いに情報をやりとりするのに使用するインタフェースの仕様
wikipediaより
TwitterのAPIとGASを連携することで、自動投稿ができるようになります!!
投稿する方法は、いろいろやり方があるかと思いますが、一例として次のようなものがあるでしょう。
①スプレッドシートに投稿したい内容を入れておく。
②GASで定期実行させ、決まった時間にスプレッドシートから投稿してない内容をツイート。
また、いいね、リツート、ツイートの検索などもできるようになります。(2023年7月現在、Twitter API は有料化しています。無料枠でできるのは、ツイートまでです。)
GASで時間を決めて、特定のワードに対して「いいね」「いいねが多いものはリツイート」みたいなこともできるようになります。全自動で可能です。
twitterとの連携は、工夫次第でフォローを伸ばす効率的な動きをすることができるようになります。
時間の節約にもなるので、効果は大きいですね。
サイトから情報を取得する(スクレイピング)
GASはスクレイピングをすることも可能です。
スクレイピングとは
よく使われる意味としては、web上の文字データを抽出することをいいます。
サイトの中には、静的ページと動的ページの2種類があります。
静的ページは、ページの内容が変化しないページのことです。動的ページは、JavaScriptという言語で書かれており、内容が都度変化するページのことを指します。
この2種類に対し、GASでスクレイピングするには、方法が違いますが、どちらも可能です。
LINEBotを作成し、返答に対して回答する
Botを作成して、返答を組み込むことも可能です。
LINEにはBot機能があります。
定期的に、ニュースを届けたり、ユーザーから返答があったら決まった言葉を返信したりすることに使いますよね。
このBotの実装も、GASで行うことができます。
LINE以外にも、Botはあるかと思いますが、APIが提供されていれば、全て可能です。
chatGPTと連携し、文章を考えてもらう
近年chatGPTも話題になりましたね!
chatGPTもGASで連携することが可能です。
chatGPT APIは有料にはなりますが、日本語1文字あたり、約0.00054円とそこまで高くありません。(執筆時点)
一定以上の請求がいかないように設定もできるので、高額請求がされるという心配も防げるかと思います。
利用方法は、Botと連携して、Botが話す内容をchatGPTに考えてもらったり、Twitterの投稿内容を考えてもらったりなどいろいろ活用ができるかと思います!
Gドライブ上のファイルを加工する
Googleドライブ上のファイルを加工することも可能です。
Googleドライブ上にアップロードした画像ファイルの形式を変えたり、
アップロードされた、csvファイルの中身を書き換えたりすることができます。
私が活用した事例で言うと、
サービスのユーザー登録やユーザー削除などを一括で行うときに、csvファイルを使用することが多いです。
そのときに、csvをGドライブに格納して、実行するだけで、csvファイルを加工するようにしました。
サービスの中では、APIがなくてもcsvによる一括登録などができる場合があるので、その際に活用できたりしますね!
GASはGoogleが提供するサービスと相性が良いです。
Googleドライブを呼び出すのも、簡単にできるので、活用してみてください!!
他サービスが提供しているAPIと連携する
ここまで、いくつかAPIとの連携の例を出してきました。
GASは、基本的に、APIが提供されているサービスであれば、連携することが可能です。
まずは、連携したいサービスがAPI提供をしているかを調べてみることです。
もしAPIが提供されていれば、GASで連携が可能になります。
GASでAPI提供するときには、以下の記事を参考にしてみてください。
いろいろなスプレッドシートから情報を集めて、一つのシートにまとめる
GASでは、もちろんスプレッドシートとの連携も可能です。
あなたが権限を持っているスプレッドシートであれば、情報を取得したり編集したりすることも可能です。
例えば、たくさんのスプレッドシートの内容を見て、情報を集めてくる作業があるとします。
想像しただけで、面倒そうですよね。。
これらをGASでまんま置き換えることができます。
指定の箇所から、情報をそれぞれ取得してきて、それらをGASが統合、一つのシートにまとめます。
スプレッドシートは、普通でいうデータベースの役割も果たします。なので、GASではデータベースと契約する必要もなく、記録ができるので、重宝します。
スプレッドシートと連携するのも、とっても簡単です。これからGASをやっていくのであれば、必ず知っておいた方がいいですね!
webアプリを作る
GASでは、webアプリを作ることも可能です。
多機能なものや複雑なものは難しいかも知れませんが、単純なものであれば作ることが可能でしょう。
また、JavaScriptであれば記載が可能ですので、ローディング表示など、簡単な動きはつけることができるでしょう。
欠点とすると、ページを更新することができない点です。
その他のwebアプリの言語と違い、GASはformを送信しない限り、ページを更新することができません。
この点が、GASでwebアプリを作る際の足枷になるかもしれません。
簡単なwebアプリなら作成できるよ!ということは知っておいてください。
全くwebアプリができないわけではありません。多機能なものを作るのには不便ということですね。
Botに投稿したファイルを、Gドライブに保存する
先ほど、紹介したBotの応用編です。
Botでは、ファイルを受け取ることもできます。
そのため、Botに投稿したファイルを自動的に、Gドライブに保存することも可能になります。
入力されたアドレスにメールを自動送信
GASはメール送付することも可能です。
大量のメール、内容をユーザーごとに変えなければいけない場合などは、一斉送信などができて苦労します。
例えば、発行したアカウントを周知するときなどがそれに当てはまります。
パスワードやログインIDは、アカウントごとに違いますからね。
これらが一覧であるのであれば、GASで順番にメール送付することも可能です。
GASは、Gmailと連携することも可能です。Gmailから送りたい場合も簡単に実装できますよ!
まとめ
今回は、GASで実装できること10選について紹介しました。
ぜひGASを使って、色々なものに活用してみてください!!