PowerAutomateのJSON解析で配列自体がnullだった場合の回避方法
PowerAutomateでJSON形式のデータを取り扱うことができるように
JSONの解析を使うことがあります。
その時に、データがarray(配列)型の場合があるかと思います。
配列型がnullだった場合に、適切に書かないとエラーが出てしまいます。
今回は、JSONの解析で配列型のデータがnullだった場合でもエラーが出ないようにする回避方法を紹介して行きます。
すぐできることなので、参考にしてみてくださいね。
目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)
【結論】配列にnullを許容させる書き方
PowerAutomateで「JSONの解析」を行うのに、
スキーマー部分に以下のように書くことがあるかと思います。
{
"type": "array",
"items": {
"type": "object",
"properties": {
"ランク": {
"type": "string"
},
"名前": {
"type": "string"
}
},
"required": [
"ランク",
"名前"
]
}
}
この配列自体がnullになる場合がある時には、以下のように書きます。
{
"type": ["array","null"],
"items": {
"type": "object",
"properties": {
"ランク": {
"type": "string"
},
"名前": {
"type": "string"
}
},
"required": [
"ランク",
"名前"
]
}
}
"type"の部分を配列にしてあげて、nullを書き加えましょう。
その下の"items"部分は、変更なしでそのままで問題ありません。
やっても意味のない対策
配列以外の("type" : "string")などの場合では、
nullを許容させたい場合typeを指定しないで、書くことも可能です。
変更前
"名前": {
"type": "string"
},
変更後
"名前": {},
これで、nullを許容できるようになります。
しかし、配列でこれは適用できません。
変更前
{
"type": "array",
"items": {
"type": "object",
"properties": {
"ランク": {
"type": "string"
},
"名前": {
"type": "string"
}
},
"required": [
"ランク",
"名前"
]
}
}
変更後
{}
にしてしまうと、エラーが起きてしまいますので注意してください。
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「PowerAutomateのJSON解析で配列自体がnullだった場合の回避方法」を詳しく解説しました。
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最後に
今回の事象は、PowerAppsからPowerAutomateに複数選択肢の情報を渡すときに発生していました。
PowerAppsから、複数選択肢を渡す際には、配列型になるので今回の対策を参考にしていただければと思います!
では、また。