複数のLookUpを使いたい時のエラー回避方法【PowerApps】

PowerAppsで次のように複数のLookUp関数を使おうとすると、エラーが出ます。

複数のLookUpでの失敗例

LookUp(テーブル1,活動=LookUp(テーブル2, 条件式2).活動記録).開始日)

今回は、エラーを回避しながら複数のLookUpを使用する方法について紹介していきます。

実際に私がPowerAppsでエラーが出ないこと、問題なく動くことを確認していますので、安心して使ってもらえればと思います!

では、早速みていきましょう!

【解決方法】LookUpに中間変数を使用し、段階的に処理する。

今回のエラーを解消するためには、LookUpを複数使用することをやめなければいけません。

そのための解決法の1つとして、「中間変数」を使用することがあります。

例えば、以下のようにLookUpを複数使いたい場合があったとしましょう。

LookUp(テーブル1,活動=LookUp(テーブル2, 条件式2).活動記録).開始日)

その場合中間変数を使用して以下のように書き換えます。

With(
    { parentActivity: LookUp(テーブル2, 条件式2).活動記録 },
    LookUp(テーブル2, 活動 = parentActivity).開始日
)

これにより、LookUpを複数重ねて使用することを避けることができます。

LookUpを複数使用することの問題

LookUpを複数重ねて使用すると、以下のような問題点があります。

パフォーマンスの問題

ネストされたLookUpはパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

特に大きなデータソースを扱っている場合、このような複雑なクエリは処理に時間がかかる可能性があります。

デリゲートされないクエリ

PowerAppsは、特定の関数やクエリ式がデータソースに
「デリゲート」することをサポートしていますが、複雑なネストされたLookUpではデリゲートが効かない可能性があります。

デリゲートされないクエリは、すべてのデータをローカルに取得してから処理するため、データ量が多い場合に問題が発生する可能性があります。

あべべ

PowerAppsでのデリゲートとは、アプリがデータおソース上で直接フィルタリング、並び替え、その他のデータ操作を行うことを指します。

LookUpもその一つです!

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この記事では
「複数のLookUpを使いたい時のエラー回避方法」を詳しく解説しました。

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まとめ

今回は、LookUpを複数使用したときに出るエラーの回避方法について紹介しました。

With関数を使用した、中間変数はそのほかの場合でも使用することができますので、この際に覚えておきましょう!

では、また。

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