PowerAppsでモデル駆動型アプリを作成した際に、コマンドバーはよく編集します。
しかし、コマンドバーには既定のものがあり、それらは編集することができません。
非表示にしようと思ってもできないのです。
この記事では、モデル駆動型アプリのコマンドバーで既定のものを非表示にする方法を紹介していきます。
既定のコマンドバーは意外と多いので、消せたらUIが向上します。
既定のコマンドバーは普通には消せない
コマンドバーを作成するときには、コマンドバーの編集から行うと思います。
もし、コマンドバーの編集方法を知らない方は以下の記事を参考にしてみてください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/model-driven-apps/use-command-designer
しかし、既定のコマンドに対しては、次のように編集や削除・非表示にすることができないのです。
既定のコマンドは、初めから結構あるので、消せないと不便ですよね。。
「PowerAppsのコマンドバー 編集」と検索すると、多くがこちらの情報にヒットします。
既定のコマンドを非表示にする方法
今回行うことは既定のコマンドを非表示にする方法です。
以下の順番に従って操作してください。
①PowerApps起動画面の右上歯車から「詳細設定」を選択
PowerAppsを起動したときのホーム画面を開きます。
そして、右上の歯車を開き、「詳細設定」を開きましょう。
②左上の設定からカスタマイズを開く
①を行うと、設定の経営管理が出てきます。
左上の設定のメニューから「カスタマイズ」を開きます。
③カスタムが表示されているかを確認。あればクリック。なければインストール
カスタマイズページの中に「カスタム」が表示されているかを確認してください。
もし、表示されていなければ、以下の記事を参考にしてインポートします。
https://esp-labo.com/ribbonworkbench/
④ソリューションを追加し、選択する。
カスタムを開くと、ソリューションがいくつか出てきます。
ここで注意なのが、
あなたが作成したアプリ名をクリックしてもエラーになる可能性があるということです。
理由は、テーブルが5つ以内でないといけないという制限があるからです。
もし、あなたが作成しているアプリにテーブルが5つ以上ある場合には、以下の記事を参考に5つのテーブルを含むソリューションを作成してください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/data-platform/solutions-overview
テーブルが5つ以内、もしくはソリューションを作成し終わった場合には、ソリューションを選択してください。
(テーブルが5つ以内であれば、アプリ名を選択すれば大丈夫です。)
⑤コマンドバーを編集
ここまでできたら、あとは好きなようにコマンドバーを編集してあげます。
対象のコマンドに対して、右クリックをすると、各メニューが出てきます。
消すことはできませんが、「Hide」で非表示にすることが可能です。
Home, SubGrid, Formの違いは、コマンドバーの表示される場所の違いです。
以下の記事を参考にしてみてくださいね。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/model-driven-apps/command-designer-overview
まとめ
今回は、既定のコマンドバーの表示非表示を操作する方法について紹介していきました。
意外とハマりやすい部分ではあるので、少しでも参考になれば幸いです。
では、良いPowerAppsライフを。
(Visited 305 times, 1 visits today)