JSで非アクティブレコードをアクティブ化する方法|PowerApps

PowerAppsで特定のレコードに対して、
非アクティブでは行えない処理(ステージの移動などの処理)があります。

ただ、今回は非アクティブのレコードをアクティブ化するためのコードを紹介します。

このような方向け

  • 非アクティブなレコードがあるときに、アクティブ化する方法を知りたい
  • アクティブ化して後続の処理を行いたい

実際に自分が使用しているコードですので、そのまま使ってもらえればと思います!

目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)

必要な準備

まずは、必要な情報を準備します。

必要な情報

  • テーブルのセット名
    →セット名は、論理名の複数形です。テーブルタブのツールからコピーできます。
  • アクティブ化したいレコードのID
    (例:xxxx-xxxx-xxxx-xxxxx-xxxxx)のようなIDです。

必要な情報はこの2つのみになります。

これらを以下のコードに当てはめていきます。

アクティブ化するコード

const tableSetName = "tablename";//テーブルのセット名
const idName = "idname";//アクティブ化したいレコードのID

let entity = {};
entity.statecode = 0;
entity.statuscode = 1;

var req = new XMLHttpRequest();
req.open(
  "PATCH",
  Xrm.Page.context.getClientUrl() +
    "/api/data/v9.0/" +
    tableSetName +
    "(" +
    idName +
    ")",
  true
);
req.setRequestHeader("OData-MaxVersion", "4.0");
req.setRequestHeader("OData-Version", "4.0");
req.setRequestHeader("Accept", "application/json");
req.setRequestHeader("Content-Type", "application/json; charset=utf-8");
req.onreadystatechange = function () {
  if (this.readyState === 4) {
    req.onreadystatechange = null;
    if (this.status === 204) {
      //以下のupdateRecordは任意
      Xrm.WebApi.updateRecord(tableSetName, idName, entity).then(
        function success(result) {
          // 成功した場合、ここに処理を記述
        },
        function (error) {
          console.log(error.message);
        }
      );
    } else {
      // エラー処理
      var error = JSON.parse(this.response).error;
      console.log(error.message);
    }
  }
};
req.send(JSON.stringify(entity));

途中でupdateRecordも行っていますが、この処理は場合によっては不要です。

取り除いてもアクティブ化できる場合は、取り除いてしまって問題ありません。

まとめ

このコードを使用することで、アクティブ化をすることができます。

非アクティブではできない操作、ステージの移動などに役立ててみてください。

では、また。

(Visited 21 times, 1 visits today)