【プログラミング】pythonとは?他の言語との違いは?

「pythonってどんな言語?」
「python に興味があるけど、他の言語と何が違うの?」

これから、プログラミングを勉強しようと思っているなら、自分のやりたいこと=目的に合った言語を選びたいですよね!!

今回は、現役ITコンサルタントが、

  1. pythonはどんな場面で生かせるのか
  2. ほかの言語とどう違うのか

を解説します。

python初心者が、これを読めば「pythonとはどういうものか」「自分が学ぶべきはpythonなのか」を理解できるようにまとめました

目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)

Pythonは何に使えるのか?

Pythonは以下のようなときに用いることができます。

  1. プログラムの開発
  2. 仕事の効率化
  3. AIの活用
  4. プログラミングの知識を深める
プログラムの開発

Pythonは多種多様なプログラムを開発できる言語です。

昨今のソフトウェア開発には欠かせないデータベースやWeb技術を使ったプログラミングもPythonの得意分野です。

実際にpythonが使われているサービスには次のようなものがあります。

  1. Youtube
  2. Instagram
  3. Uber(配車サービス)

などです。どれも有名なサービスで私たちの日常生活にいかにpythonが使われているかがわかることでしょう。

仕事の自動化

日常的な仕事を自動化することができれば、

間違いが少なくなり、スピードが上がって、もっと時間を効率的に使えるようになるかもしれません。

Pythonを使えば、例えばExcelで使った仕事やシステム管理の仕事などを

プログラムで自動的に処理することも可能になります。

AIの活用

Pythonは研究の分野、近年は特にAI(人工知能)の分野において広く使われています。

これはPythonから利用できる機械学習のライブラリが充実しているためです。

他にも、データ分析、数値演算、可視化など、研究に利用できるライブラリが多数あります。

<COLUMN>
ライブラリって何?

ライブラリは、汎用性の高い複数のプログラムを再利用可能な形でひとまとまりにしたもの。(wikipedia)

車を作る時で例えると、

車を一つ一つの部品から作るのはとても大変です。

なので、すでに作られているエンジン部分をくっつけたりします。

これとライブラリはとても似ています。一つ一つのコードから作るのは大変なので、もうすでに作られているものを取り込んで使うととても楽になります。

このある程度作られている部品のまとまりのことを、ライブラリというのです。

プログラミングの知識を深める

Pythonは、プログラムにおける有用なアイディアやテクニックがたくさん詰め込まれています

例えば、Pythonにおけるデータ構造やオブジェクト指向の知識は、他のプログラミング言語を使うときにも役立ちます。

Pythonを学ぶことで、プログラミング一般に対する知識を深めて、技術を向上させることができるのです。

あべべ

Pythonは近年とても人気がある言語です。

電気及び情報工学分野の学会であるIEEEが毎年発表しているプログラミング言語のランキングも

2017~2022年まで連続トップに立っています。IEEE2022年度人気言語ランキング

そんな人気なPythonにも短所があります。短所も認識しておくといいですね!!(後述)

Pythonが他の言語と違うこと

pythonが他の言語と違うことに以下の3つがあげられます。

  • 整理され学びやすい文法
  • 短く簡潔なプログラム
  • 多言語のエッセンスを凝縮
整理され学びやすい文法

Pythonの文法はわかりやすく、覚えやすく、間違えにくいように整理されています。

例えば、以下のような工夫があります。

  1. プログラムの体制と動作が一致する
  2. 限られた記法だけで幅広い目的に対応
  3. バグの入りにくさ

またオブジェクト指向の機能などは、他言語に比べて覚えなければならない記法がかなり絞ってあります。

短く簡潔なプログラム

Python ではいろいろな処理を、実にシンプルなプログラムで実現できます。

これはよく使う処理を短く書けるように言語の設計が工夫されているためです。

また、高機能なライブラリが多数そろっていて、複雑な仕事をとても簡単な呼び出しでこなすことができます。

同じ処理を他言語で書いたときに比べ、ずっと短いプログラムで済んでしまうことがあるんです。

あべべ

私も当初、HTML/CSSの知識のみでPythonを始めましたが、文法でつっかえることなくすんなりと理解することができていました。

他言語のエッセンスを凝縮

Pythonは、他のプログラミング言語を念入りに研究し、役立つ機能を上手に取り込んでいる言語だといえます。

Pythonを使っていると、例えばC、C++、Java、JavaScriptといった他言語でも見かけたことのある機能が、巧みに導入されているのに気づきます。

データ構造やアルゴリズムといった汎用的なプログラミングの技術も、Pythonは使いやすい形で提供しています。

Pythonの短所は?

Pythonの短所の一つとして、実行速度があります。

例えば、CやC++のプログラムに比べて、Pythonのプログラムが10倍程度遅いことがあります

一方でPythonのライブラリの中には、CやC++で書かれているために、CやC++と同等の速度で動作するものも珍しくありません。

こういった場合、いったんライブラリを呼び出してしまい、ライブラリの中を実行し続けている間は、とても高速に動きます。

実行速度の遅さを短所にしないためには、高速なライブラリを選ぶことと、時間がかかる処理はライブラリの内部で行わせることが重要です。

まとめ

今回は「pythonとその他の言語との違い」について解説しました。

pythonの知識を入れるのも重要ですが、まずは手で動かして実践してみる方がさらに重要です。

以下の記事では、Python初学者でも実装できるログイン機能を紹介しています。
こちらも併せて読んでみてください。

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