解決済｜インストールに失敗しました: ディレクトリを作成できませんでした。 /Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/wordpress/wp-content/upgradeの対処法（テーマインストールで失敗する際の対処法）

ローカル環境のXamppでWordPressの新規テーマをインストールしているときに、以下のエラーが出る時があります。

今回はこのエラーの原因とその対処法について紹介していきます。

mac環境でXamppを使用したテーマの新規インストールの際に起きやすい事象のようです。

もし当てはまった方は参考にしてもらえればと思います。

事象の原因

今回の事象の「インストールに失敗しました: ディレクトリを作成できませんでした。 」

というエラーは、特定のディレクトリ（wordpress）のディレクトリなどに対して必要な書き込み権限が設定されていないことが原因です。

テーマのインストールを行う際には、
wp-content内の「themes」というディレクトリにテーマのファイルを新しく保存します。

そのため、「themes」というディレクトリ、ひいては「wp-content」に対して書き込み権限が必要になります。

では、この対策として行うのは以下の2点です。

この２つの順に行なっていきます。

FTPによる接続を求められている場合

まずは、FTPによるファイル作成を求められている場合についてです。

もし、FTPによる接続を試みる画面が出ていない場合は、この章は読み飛ばしていただいて問題ありません。

FTPによる接続を試みられている場合は、ローカル環境ではFTPによる接続を行わないで直接ファイル操作を行えた方が便利です。

直接ファイル操作を行えるようにするためには、以下の方法を実行します。

define('FS_METHOD', 'direct');

これにより、FTPを介した接続を回避することができます。

もしこのままテーマインストールができた場合は、以下の章は不要です。

ディレクトリの権限を変更する

まずは、対象のディレクトリの権限を変更します。

必要なディレクトリに適切なパーミッションを設定するために、以下を実行します。

sudo chmod -R 775 /Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/wordpress/wp-content

775とは、オーナーとグループに読み書きと実行の権限を与え、他のユーザーには読みと実行の権限を与える設定です。

次にディレクトリの所有者を変更します。

ディレクトリの所有者をApacheの実行ユーザーに変更します。（通常はdaemon）

これにより、WordPressがファイルシステム上で必要な操作を行えるようになります。

sudo chown -R daemon /Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/wordpress/wp-content

この２つの実行により、ファイルに対する実行権限を編集することができ、ディレクトリの権限を変更することができます。

これでテーマインストールができるようになっているはずです。お疲れ様でした。

終わりに

今回は、Xamppを使用したテーマインストールの際に出るエラーの解消方法について紹介しました。

書き込み権限などの操作は、ちょくちょくあることなので今後も似ている事象があれば、「権限関連かも？」と疑ってみると解決がより早くなると思います。

では、またどこかでお会いしましょう。