Pythonの基本文法を一覧にしてまとめてみた。
私は、Python未経験から独学で勉強し、収益が出せるまでにすることができました。
私が未経験のころに、欲しかった「基本文法がまとめられている」サイトを今回準備しようと思いました。
基本的な文法を中心に網羅しています。
このページをPythonの勉強に役立てていただければと思います。
目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)
【Python基本文法①】print関数
式の結果を表示することができる。
print(式)
プリント関数では、様々な式を表示することができます。
一番単純なのは、以下のように一つの式をそのまま表示することです。
>>> print(10+20+30)
60
>>> print('total')
total
文字を表示したい場合は、「'」(シングルコーテーション)「”」(ダブルコーテーション)で囲むようにします。
コーテーションで囲まない場合は、変数となります。
変数とは
変数とは、値を入れる「箱」のことを言います。
x = 10
このとき、変数xには10が入っています。
また、変数は上書きなので、後から別の値を入れると、上書きされます。
x=10
x=20
このとき、最後にはx=20に上書きされています。
このように、値を格納できる箱のことを、変数という。
以下のように、変数totalに10をあらかじめ入れてから、print(total)とします。
>>> total = 10
>>> print(total)
10
すると、10が表示されています。
このように、printには、変数も入れることができます。
【Python基本文法②】データ型
Pythonのデータには以下の4種類があります。
- リスト
- タプル
- 集合
- 辞書
以下で解説します。
リスト
要素を順番に入れていくデータ型をリストと言います。
リストは[ ](角括弧)で作成できます。
[値, 値, .... ]
また、これを以下のように変数に格納することもできます。(変数については、前章で解説してます)
変数 = [値,値, ...]
値を入れた場合は以下のようになります。
>>> x = [10,12,13]
>>> print(x)
[10, 12, 13]
値だけでなく、文字列も入れられます。
>>> y = ['red','blue','yellow']
>>> print(y)
['red', 'blue', 'yellow']
リストは検索、書き換えも可能
リストは、「何番目のデータを書き換えたい」または、「何番目のデータが何か知りたい」ということができます。
リストから検索
まず、以下のリストから、2番目を取得するとします。
注意なのが、数えるときは1からではなく、0から数えます。
先ほどの変数yを用いると
>>> y = ['red','blue','yellow']
>>> y[1]
'blue'
で取得することができます。
リストを書き換え
書き換えの場合は、以下のように記載します。
変数[書き換えたい値の順番] = 書き換えた後の値
例えば、先ほどの変数yの値を用いて、redをwhiteに書き換えるとしましょう。redは一番初めなので、順番は0ですね。
>>> y = ['red','blue','yellow']
>>> y[0] = 'white'
>>> print(y)
['white', 'blue', 'yellow']
2行目で書き換えて、3行目でprint関数を用いて確認しています。
書き換えられていますね。
タプル
タプルはリストと似ていてデータを順番に格納していきます。
最大の違いが、イミュータブル(書き換えられない)というところです。
そのため、タプルの内容を書き換えたい場合は、変更するのではなく新しいタプルを丸ごと作り直します。
以下のようにタプルは作成できます。
(値,値, ... )
タプルは書き換えられないという点以外は、リストと同じ役割をします。
>>> x = ('red','blue','yellow')
>>> print(x)
('red', 'blue', 'yellow')
>>> x = ('red','blue','yellow')
>>> x[1]
'blue'
また、以下のように値を代入しようとすると、エラーが返されます。
タプルが値を代入できないという証明ですね。
>>> x = ('red','blue','yellow')
>>> x[1] = black
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
NameError: name 'black' is not defined
集合
集合は指定した値が含まれているかどうかを瞬時に判断できるデータ構造です。
集合は以下のような{ }(波括弧)で作成できます。
{値,値, ... }
変数への代入は以下の通りです。
変数 = {値,値, ... }
>>> x = {'red','blue','yellow'}
>>> print(x)
{'yellow', 'blue', 'red'}
前述のように、集合では指定した値が含まれているかどうかを瞬時に判断できるのが特徴だと説明しました。
集合の中に含まれているかどうかを、判断するには in および not in という演算子を使います。
- in は 値が含まれていればTrue 含まれていなければFasleとなります。
- not in は値が含まれていなければTrue、含まれていればFalseです。
使い方は以下の通りです。
値 in 集合
値 not in 集合
では、先ほどの変数xを用いて、試してみましょう。
>>> x = {'red','blue','yellow'}
>>> 'red' in x
True
>>> 'black' not in x
True
ちなみに集合への追加と削除も紹介しておきます。
集合.add(値)
集合.remove(値)
では実際に使った例を紹介します。
>>> x = {'red','blue','yellow'}
>>> x.add('black')
>>> x
{'yellow', 'black', 'blue', 'red'}
>>> x.remove('blue')
>>> x
{'yellow', 'black', 'red'}
辞書
辞書はキーと値の組を格納できるデータ型です。
辞書も集合と同じく、波括弧 { } で作成することができます。
{キー:値,キー:値, ... }
実際にあてはめたものは以下になります。
>>> x = {'ye':'yellow','bl':'black','re':'red'}
>>> x
{'ye': 'yellow', 'bl': 'black', 're': 'red'}
では、辞書に格納した値の取得の仕方を説明します。
値の取得は角括弧[]の中に、キーを指定して取得します。
>>> x = {'ye':'yellow','bl':'black','re':'red'}
>>> x['ye']
'yellow'
変更を行いたい場合も、角括弧[]の後に変更したい値を指定します。
>>> x['ye'] = 'black'
>>> x
{'ye': 'black', 'bl': 'black', 're': 'red'}
【Python 基本文法③】制御構文
if文
if 文は条件分岐を行うための構文です。
指定された条件式を評価し、値がTrue(真)かFalse(偽)かによって、実行する式を選択します。
if 条件式:
文...
ifの条件式で、イコールを使うときは、==を用います。
実際に使ってみると以下のようになります。
ここでは、xに12を格納して、if文で正しければ、print('ok')を実行するという意味になります。
>>> x = 12
>>> if x == 12:print('ok')
...
ok
(ちなみに改行はどちらでも実行可能です。)
また、セットで使われるのが、elseです。
elseは、ifでの条件式以外の場合を表します。
例えば以下の場合です。
>>> x = 12
>>> if x == 10:print('ok')
... else:print('Not ok')
...
Not ok
x=10が正しかった場合、print('ok') を実行。正しくなかった場合は、print('not ok')を実行するという意味となります。
当然正しくないので、Not ok が出力されましたね。
pythonの終了と実行
pythonを終了しようとしていますか?
コマンドプロンプトを閉じるだけでも終了できますが、ちゃんとそのためのコマンドがあります。
exit()
です。これを入力すれば終了することが可能です。
詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
for文
for文は繰り返しを行うための構文です。
for文はイテラブル(繰り返し可能なオブジェクト)に対して繰り返しを行います。
for 変数 in イテラブル:
文...
実際に使ってみましょう。
4つの要素を格納したリストに対してfor文を用います。
>>> for i in ['Morning','Afternoon','Evening','Night']:
... print('Good',i)
...
Good Morning
Good Afternoon
Good Evening
Good Night
また以下のように変数に代入した後でも、for文を用いることができます。
>>> x = ['Morning','Afternoon','Evening','Night']
>>> for i in x:
... print('Good',i)
...
Good Morning
Good Afternoon
Good Evening
Good Night
まとめ
今回は、pythonを始めるための基礎構文を一覧にしてまとめました。
プログラミングは継続してこそ効果が出ます。以下の記事では、3日坊主から抜けられなかった私が、プログラミングで収益を達成するまで継続できた方法をご紹介しています。
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