文系でエンジニアになるのは不利か?エンジニア30人に聞いてみた。

文系だけど、自分はプログラマになれるのか?

なれたとしても、理系の人には勝てないで文系は厳しい環境なのではないか?

こう思う文系の方々も少なくないでしょう。

せっかく、エンジニアに興味を持ったのに、文系というだけの理由で不安になってしまうのも事実です。

かく言う私も文系の学部を卒業しています。学部の周りに、エンジニアになろうという人なんかおらず、プログラミングの授業もあまりありませんでした。。

今回は、そんな過去の自分のような状況にいる人に対して、エンジニアの生の声を届けたいと思い、執筆しています。

現役のエンジニア30人に「文系でエンジニアになることはできるか?」について聞きました。

まだ言いませんが、結果は文系にとってとても勇気づけられるものとなりました。

ぜひ、文系でこれからエンジニアに興味を持っている方は、最後まで読んでいってください。

今回のアンケート内容

まずは、今回質問した内容です。以下の3つを聞きました。

  1. 1. あなたは文系、理系のどちらですか?
  2. 2. 文系でもプログラマーになれると思いますか?
  3. 3. 質問2でそのように答えた理由を教えてください。

それらの結果を一つ一つ見ていきましょう。

答えてくれた人の文理割合

結果は以下のようなものでした。

文系:17人、理系:12人 が今回答えてくれました。

この結果では、母数が足りないので「エンジニアには、文系が多いんだ!」とは決められませんが、意外と文系が多かったことに自分も驚きました。

文系でもプログラマーになれると思いますか?

これには、5つの選択肢から選んでもらいました。

  1. なれる
  2. どちらかというとなれる
  3. どちらともいえない
  4. どちらかというとなれない
  5. なれない

結果は、、

なれる:20 どちらかというとなれる:8 どちらともいえない:1 どちらかというとなれない:1 なれない:0

という結果となりました。

回答してくれたエンジニアの9割以上が「なれる」「どちらかというとなれる」を回答していました。

これは、文系としてはとても勇気づけられる結果ですね。過去の自分にも聞かせてあげたいです。

次の項目では、このように回答した理由を聞きました。

なぜそう思うか?

ここでは、2つ目の質問「文系でもプログラマーになれると思いますか?」の回答に対しての理由を自由記述で書いてもらいました。

それらを集計し、最も多かった理由をランキング形式で並べました。

1位:文理関係ない

これが最も多かった意見です。

一例ですが、次のような意見がありました。

Aさん

文系でも理系でも、論理的思考ができてステップごとにきちんと手順を構築すれば良いので習得することは可能だと思う。

Bさん

プログラミングには論理的思考が必要となりますが、論理的思考は文系だからと言って能力がないという訳ではないからです。

Cさん

私は理系で論理的思考タイプなので、プログラミングに向いています。

しかし、文系出身者の社員でもプログラミングが得意な人はいます。

ある意味、プログラミング言語はルールのある言葉なので、文系の言語理解力があればなれると思います。

プログラミングは、「AだからB、よってC」のような論理的思考が必要になります。

ただ、これは文系だからと言って不利ということはないようです。理系でもそのようなことが苦手な人もいます。

プログラミングはきちんと手順を踏んで学習をすれば、文理関係なく身につくことができるようです。

本人次第

次に多かったのは、「結局は、本人次第」ということです。

まぁプログラミングに限ったことではないと思いますが、プログラミングも自分で勉強することは必須の分野です。

自学のときにモチベーションがなければ、文理関係なく、そもそもの問題ですよね。

似た意見に次のようなものがありました。

Dさん

文系の人も勉強して知識を身に着ければ慣れると思うから。大切なのは本人のやる気だと思うから。

Eさん

プログラミングが好きで趣味で行えるレベルなら、文系理系関係なく通用する。

Fさん

大学で理系の学部に行ったほうがプログラミングに触れる機会というのは圧倒的に多いため、プログラマーになりやすいとは思いますが、結局はその人が学ぶかどうかだと思います。

実際大学の頃習ったプログラミング言語は使ってないですし、大学を出てから学んだ部分が多いように感じます。

言語理解の点

これは、「本人次第」」と同立で2位でした。言語理解の点で、文系でも優れているという意見です。

プログラマーはただもくもくとコードを書いていると思われがちですが、実際はそんなことはありません。

クライアントと会話して、「どういったものを作りたいのか?」「実装でこのような処理になるが、許容できるか?」など折衝が必要になります。

なので、プログラマーも誰かとコミュニケーションをする能力が必ず必要になるということです。

似た意見に次のようなものがありました。

Gさん

プログラマーには高度な計算能力は求められないから(機械学習等の分野は別かもしれない)。

一方で、計画書や報告書・マニュアルなどの読解力が重要だと個人的には感じるが、その能力に文系理系の差は無いと思うから。

Hさん

プログラマーでも、コードを書く時間と同じくらい、設計書などのドキュメントを作成する時間があり、文章力が必要だから。

Iさん

一人で黙々と作業をする訳ではなく、チームでコミュニケーションを取りながら作業を進めることが多い。

チャットやメールでのやり取りも多いため、クライアントの意図をしっかりと理解する能力も必要。

また、上流工程になればなるほど、文章能力が必要となってくるため、文系でもプログラマーになることは十分可能だと思う。

私も日々いろいろなエンジニアと接していますが、優秀なエンジニアはコミュニケーションも密にとっています

ただコードを書いているだけのエンジニアも中にはいますが、あまり良い評価は得ていないように思えます。

また、自分の意思を持って、この商品を作ったユーザー目線でクライアントに提案できる人材は、とても重宝されていますね。

このような能力は、文理関係あると思いますか?いえ。関係ありません。

本人のプログラマに向かう姿勢や、熱意が仕事にも現れていくのではないでしょうか。

まとめ

今回は、文系でエンジニアになるのは不利か?というアンケート結果をまとめました。

エンジニアに興味を持った人は、まずどのような言語を学ぶかを考える必要があります。

以下の記事では、エンジニアに初心者が最初に学ぶべき言語についてのアンケート結果をまとめています。

併せてご覧ください。

(Visited 6 times, 1 visits today)