【要約】個人開発で毎月1万円稼ぐ<3つの>コツ
「個人開発で毎月1万円稼ぐコツ」という本の要点を3つに絞ってまとめます。
今後の個人開発で生かせるように忘れないよう残します。
これらの知識を押さえれば、より個人開発はうまくいきやすいと感じます。
目次(クリックで読みたい部分にジャンプできます)
何を意識するか?
個人開発では、企業と違い、一人で開発することを指します。
個人開発で成功するためには、この企業との違いを認識し、それらを十分に生かすことが大事です。
まず以下3つを認識しましょう。
- 3ナシ開発をする
- ドニッチな市場を狙う
- 既存にあるサービスでもよい
特に、2つ目、3つ目の内容については他の本では書かれていないことです。ぜひ覚えていってください。
3ナシ開発をする
ここでいう3ナシとは、以下のことを指します。
- 金なし
- バズなし
- 技術なし
「金なし」
=サーバー代などになるべくお金をかけないようにすること。
これは、個人開発では基本のことです。
企業とは違い財源もないので、月数千円のサーバー代もなるべく抑えていく必要があります。
(成功の確率を上げるには、「サービスの数を打つ&継続させる」この両軸が大事ですからね)
サーバー代を抑えるのには、「どのサーバーにするか」というアプローチを思いつくかもしれませんが、
もう一つは、「サーバーとのインスタンスを減らす」ということもサーバー代節約になります。
バックエンドでの処理を減らし、なるべくフロントエンドで処理を行うようにする。
サーバーの負荷を減らすことで、サーバー代を減らすことにつながります。
他にもサーバー代を減らすアプローチはあるかと思いますので、このような方法を積極的にとっていくことをおススメします。
このサーバー代を節約する知識は、サービスの継続力を上げ、新たなサービスリリースの成功確率を各段に上げてくれます。
「バズなし」
=バズらずとも継続的にユーザーに発見してもらい、使ってもらう仕組みづくりをすること。
バズること。これはサービスで一気に人気が出てくるので、これを狙うようにしてしまうこともあります。
しかし、バズの波の後には、大きな引き波もあります。
また、大きな広告費用もない個人でバズを起こすのは難しいものです。
だから、継続的にユーザーに発見してもらい、継続して使ってもらう仕組みづくりが必要になります。
ユーザーに発見してもらう方法として、SNS、オウンドメディア、掲示板、まとめサイトなどがあります。
リリース後も、機能更新などを行ったときなどに、これらのメディアに情報を発信していくようにします。
継続して使ってもらう仕組みづくりですが、これはリリースしてからユーザーの声、動きをいかにくみ取れるかということになります。
サービスの中に、必ずユーザーが要望などを書き込める場所を用意しておきます。
そして、何か書き込まれたときは丁寧に返信し、「他にはありますか?」と聞きます。
そうして、改善を繰り返すことで、ユーザーの要望に応え離脱率の低いアプリを作成することができます。
このようなユーザーが定期的に発見してくれ、使ってくれる仕組みを作ることで、バズがなくても継続的に安定したサービスを運営することができます。
「技術なし」
=難しいプログラミングや技術を使わず、できるだけシンプルで簡単な技術を作ること。
この技術なしが有効である理由は以下の2つがあげられます。
- 構想のふくらみを抑えられる
- メンテナンス性が向上する
構想のふくらみを抑えられる
「こういうものを作ってみたい!」という情熱に燃えているときだと、「こんな機能があったらいいのでは」「これもあったらうれしい」
みたいに、とにかくいろいろな考えが浮かびます。
しかし、構想を全て開発することよりも、最低限の機能でリリースすることの方が優先順位が高いです。
なぜかというと、市場に出てからでないと、サービスの需要があるかどうかの正確なことがわからないからです。
なので、シンプルで簡単な技術で開発することで、最低限の機能に抑えることにつながるのです。
メンテナンス性が向上する
サービスを継続するのに、立ちふさがる壁は、サービスのメンテナンスです。
サービスの死因の一つに、モジュールやパッチを入れてバージョンが変わった時に、それぞれの互換性がなくなり、サービスが使えなくなることがあります。
このために、メンテナンスが必要になるわけですが、コードが複雑であると、その分メンテナンスもやりづらくリソースの少ない個人開発では重荷です。
なので、難しい技術は使わないこと、コードもシンプルにすること。これらは継続的にサービスをリリースするための、必要命題です。
ドニッチな市場を狙う
まず個人開発と企業との違いについておさらいします。
企業は新たな市場に参入するときに、誰かにアプリを作ってもらったり、それらを運営していく「人件費」やそれ以外の諸費用なども掛かります。
そして莫大なリソースを持って市場に参入します。
一方個人開発では、人件費はもちろん0、運営費用も0、かかるといったらサーバー代ですが、それも限りなく抑えている状態です。
しかし、企業のようなリソースはありません。なので、参入するスピード感も遅いでしょう。
では、個人開発で有利な点はなんでしょうか?
少ない市場規模でも利益を上げられることにあります。
企業では、それなりの投資を行っているので、ある程度の市場規模を求められます。
しかし、個人開発では企業にとって小さい規模の市場でも、個人にとっては十分な利益となります。
しかも、コストがあまりかかりません。
つまり、個人開発で成功するためには、企業が参入しないようなドニッチな市場に参入するべきということです。
既存にあるサービスでもよい
すでにサービスがあるなら、成功するチャンスが上がります。
「こんなサービスがあったらいいな!」とあなたが思ったとします。
しかし、もうすでにそのサービスは存在していました。しかし、ここであきらめるのはもったいないということです。
まずは、既存のサービスを使ってみたりして徹底調査します。
すると、あなたの「こうしたい!」という要望を100%かなえられていないことがあります。
また、レビューなどを見ていると、そこには必ず不満があります。
このような調査を行うことで、自身の「かなえたい要望」と「既存のサービス」との間に乖離があることに気づくはずです。
それこそ、あなたが作るべきサービスとなります。
それに既に既存のサービスでマネタイズができているので、ユーザーはこの要望に対しある程度お金を払ってくれるという推測もできます。
このようなことから、思いついたサービスが既存にあるサービスでも問題ないという理由です。
まとめ
今回は、「個人開発で毎月1万円を稼ぐコツ」という本の要点をまとめました。
成功を知ることと同じくらい、失敗を知ることも大事です。
以下の記事では、個人開発で失敗する罠をご紹介します。ぜひ併せて読んでみてください。