夢を持ち続けるために読むべき書籍、「夢に日付を！」の書評

今回は「夢に日付を！」の書評です。

この本なら、こんな悩みへの対処法について、考えることができるかもしれません。

＜１分で理解＞この本を読むとどんなことがわかる？

「夢に日付を！」は、自己実現のための手段として「目標設定」を紹介する書籍です。著者である渡邊美樹氏は、自身の目標設定と達成の経験をもとに、具体的な方法を紹介しています。

本書の主要なポイントは、以下の通りです。

1. 「具体的・明確・計画的」な目標設定が重要である。
2. 目標達成のためには、行動計画を立て、スケジュール管理を行い、最適なタイミングで行動を起こすことが必要である。
3. 目標達成に向けたマインドセットを持つことが大切である。具体的には、自分自身を信じ、変化を恐れず、ポジティブな気持ちを持ち続けることが必要である。

本書は、目標設定の具体的な手順や、目標達成のためのマインドセットを構築する方法など、実践的な内容が多く含まれています。また、具体的な成功事例やエピソードも紹介されており、読者のモチベーションを高めることができます。

この本は、自分自身に課す目標に焦点を当て、それを達成するために必要なスキルやマインドセットを学びたい人におすすめの書籍です。自分自身に課す目標を明確化し、行動計画を立てることができるようになり、自己実現に向けた一歩を踏み出すきっかけになることでしょう。

この本を3回読んで大事だと思った3つの要点

「夢に日付を！」では、あなたが夢を追いかけられるように原則や行動術が多く書かれています。複数回読んでいると、最初に読んだところ以外のところの言葉に心が響いたり、別の感じ方を得られることがあります。

その中でも、この本の中で大事だと思った３つの要点を紹介します。

夢を叶えるための心構え

夢を叶えるために大事な心構えがあります。本書の中ではいくつか紹介されていますが、大事になるのは以下３つです。

• 夢をイメージできる＝叶えられる
• 大切なのは夢に向かうプロセス
• あきらめなければ夢は必ず叶う

夢をイメージできる＝叶えられる

夢をイメージすることができるのであれば、あなたにはそれを叶えられる能力がある。

これはナポレオンヒル「思考は現実化する」でも言われていることですが、事実です。
なぜなら、あなたの身の回りの物を見てみるとわかります。あまたがいる建物だって、窓から見える自動車や飛行機だって、誰かがイメージしたから、存在しているものだからです。

でも、夢を実現することは難しいことだとも言われます。それは、「夢を持ち続けること。夢をあきらめないでいること」が難しいのです。夢を持ち続けることができれば、夢は実現することができます。

著者は２４歳の時に、「日本中を１つの輪に結びつけるような何百店舗をもつチェーンの確立。子供たちが個性を伸ばせる教育機関の設立」を夢にしていました。そして、現在ワタミグループは405店舗を持ち、教育機関も設立しています。

ロンドンオリンピックで日の丸を背負って戦う選手になると夢見た卒業生は、100分の1秒の差でオリンピック出場権を獲得しました。
その選手は、オリンピック出場が決まった時、学校でこのように話していました。「夢は叶う。毎日、毎日の小さな努力の積み重ねが、全て夢につながっていることを忘れないでほしい」

どちらもまさに日々の積み重ねの結果、追い続けた夢を叶えることができた例になります。

他人から見て、いや自分で考えても、大それた夢であったとしても、「夢を持ち続ける限り必ず夢はなる」そう信じてください。
あなたが得買いた夢に本気で立ち向かうならば、夢は必ず実現します。

大切なのは、夢に向かうプロセス

夢にはいろいろな種類があると思います。「車を持ちたい。家を買いたい」そう言った物欲の夢もあるかと思います。それでも問題ありません。きっかけは、お金に対する欲でいいし、物欲でいいのです。夢はいずれ成長し、変化していくものだからです。

人生の目的は、夢の実現ではなく、「夢に向かうプロセスの中で、人間性を高める」ことだからです。

初めは「あの車が欲しい」で問題ありません。決して自分を取り繕う必要はありません。
「25歳までに100万円の貯金が欲しい」「35歳までに家を建てたい」どれも立派な夢です。
大事なことは、自分の欲しいモノや生活を、恥ずかしがらずに求めて、夢に向かって踏み出すことが大事なのです。

あきらめなけらば夢は必ず叶う

夢を持つときに、大きな大きな夢を描く人もいるでしょう。

しかし、やってはいけないのが、自分自身が「自分はあまり勉強ができなかった。だからそんな大それたことができるわけがない」
「これまでだって、仕事がうまくいってなかった。それなのにリーダーになるなんてなれるわけがない」と思ってしまうことです。

夢を描くとに決して自分自身を過小評価してはいけません。

夢とその日付を書き留めます。その日付に向けて毎年、毎月、毎日やるべきことを計画し、それを実行していったらどうなるでしょうか。それを3年5年と続けていくと、どれほど遠いところまで行けるでょうか。きっと信じられないようなことが成し遂げられているはずです。

私自身、今夢に向かって努力をしています。計画を見直してみると、半年前の自分より驚くほど成長していることがわかります。半年前の自分ならできなかった多くのことが今できるようになっています。

今の力は小さくてもいい。継続していれば、やがて大きな力が身に付きます。世の中に失敗は一つもありません。ただ、あきらめたときが失敗であり、あきらめたときに物事は終わります。
現象が終わるのではない。心が終わるのです。そして、心がおわったとき、全てが終わります。

あきらめない限り失敗はない。このことを強く心に刻み込んでほしいと思います。

限られた時間の中で自分は何をするか

本の中では、理想の人生をイメージするための6本の柱が紹介されています。

• 仕事　どのような社会から認められたいか
• 家庭　どんな家庭を作りたいか
• 教養　どんな教養を身につけたいか
• 財産　将来、どれくらいのお金を持っていたいか
• 趣味　将来のあなたはどんな趣味を持っているか
• 健康　健康状態はどうありたいか

この6つのバランスをうまくとることができると、豊かな人生を送れるというものです。

しかし、書籍の中では、１つのことを成し遂げようとするとき、あえてバランスを崩すことで到達できることもあると述べています。
特に20代のうちは、大きな夢を追うために、仕事の夢に極端にウェイトがかかってもよいです。

6本の柱を常にバランスよく保つのも素晴らしいことですが、大いなる夢を叶えるために、バランスが崩れるのもまた素晴らしいことです。

時間は有限であり、全ての人に平等に与えられています。この限られた時間の中で、やりたいこと全てをできるわけがありません。
まずは、やりたいことの優先順位をつけ、そしてその重要項目に集中する。そうすることで初めて、何かを成し遂げることができるのです。

毎晩のように銀座で飲み歩くビジネスパーソンに良い仕事ができるでしょうか。平日もゴルフをしている経営者に、良い経営ができるでしょうか。

「あれも、これも」と多くのものに手を出し、結局何一つ得ることができないまま、根無しの状態になっていないでしょうか。

人間の能力には、それほど大きな差はありません。大切なのは、「どこに集中するか」集中しない限り、事は成りません。
限られた時間の中で自分の力をどこに集中させるか。夢を実現するためには、この点をしっかり考えておく必要があります。

夢を行動に変えるためにすること

夢を決め、達成のための日付を決めた後、夢実現のために行動を起こす必要があります。

行動を起こすために、達成日から逆算して細かい行動目標を決めていく作業です。

まずは「五年後に達成しておくこと」「1年後に達成しておくこと」といったようにより近い目標を立てます。この作業を突き詰めていくと、今日、今この瞬間、何をやるべきかはっきりします。

「ゴルフのハンディを20に減らそう」「週に一回はテニスをしよう」「一か月で3キロ減らす」どんな形でもいいので細かい行動目標を定めていきます。

そして、これらをスケジュール帳に書き込んでいきます。
補足として、目標には必ず数値を置くようにしましょう。数字を置くことで目標が明確になります。

どんな目標であれ、数値化して行動計画を立てスケジュールに記入しましょう。そうすれば成功の可能性を一気に高めることができます。

まとめ

今回は、夢に日付を！の書評を書かせていただきました。

他にも本の書評をしていますので、そちらもご覧ください。

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