書籍「億を稼ぐ 積み上げ力」を読んで分かった成功の秘訣とは？

今回は、「億を稼ぐ　積み上げ力」の書評です。

この本なら、こんな悩みへの対処法について、考えることができるかもしれません。

＜１分で理解＞この本を読むとどんなことがわかる？

『億を稼ぐ 積み上げ力』は、内向的な人が成功するための考え方と行動術が書かれた書籍です。著者のマナブ氏は、自身が内向的であることを理由に、起業家や投資家として成功するまでの経験を元に、内向的な人が成功するための方法を紹介しています。

この本では、積み上げるべき資産として、自分の金融資産と知的資産の重要性が説かれています。金融資産は、お金を稼ぐための基盤であり、知的資産は、自分自身を磨くことであり、将来の収入源となると述べられています。

また、本書では、成果を出すために行動することの重要性が強調されています。具体的には、行動を起こすためには、自分にとってのモチベーションを高めること、優先順位を設定し、計画的に行動することが重要だとしています。

この本を読むことで、内向的な人でも成功するための考え方や行動術を学ぶことができます。また、積み上げるべき資産や成果を出すための動き出し方など、実践的なアドバイスが書かれているため、自分自身の成長や目標達成に役立つでしょう。

この本を3回読んで大事だと思った3つの要点

この本を3回読んで最も大事だと思う要点を３つに絞りました。

圧倒的に継続するための３つの極意

「朝起きたら絶対○○する。終わるまで他のことをしない」で習慣化

継続のコツは驚くほどシンプルです。

• 朝起きたら最初にやる
• 終わるまで他のことはしない

これだけです。著者は、これをやることで約1000日間毎日ブログを更新し続けることができています。
なぜなら、一日のやることの最初の一つを○○（自分の習慣化したいこと）にすることで、それが終わらなければ一日は始まらない状態となるからです。

私自身、これを半年ほど実践してきました。私は、会社員でその合間でブログを書いたりプログラミングの勉強をしたりしています。
私がやっているのは、「『ブログを書く』を最初の作業としてやる」です。

行動としたら、朝起きたら、何も食べず（トイレに行くことはあります）そのまま机に直行します。そして今日のブログを書きます。

ただ、ブログも毎日出すということになると、質も下がりそうなので、私はブログのやることを分けて作業しています。（タイトル決め、書き出し、見出し付け等に1日、執筆に1日）※詳しくはこちらの書籍を参考にしてみてください

平日は、移動の電車の中で作業を開始しています。あえて遠回りしてなるべく座れる路線を選んで行き、膝の上でPCを広げ作業をしています。

私は、この半年間、毎日「継続したいことを最初の作業としてやる」ということを実践していきました。それにより、今のところ継続することができています。このまま継続していければ「習慣化」まで近いと思っています。

「朝起きたら絶対○○する。終わるまで他のことをしない。」これは、継続のために本当に有効です。ぜひ継続したいことは実践してみてほしいと思います。

改善なき継続に成果は生まれない

成果を生むためには、「挑戦→改善」を繰り返すことが大事です。

なぜなら、継続する内容の改善をしなければ成果を出すことはほぼ不可能だからです。ただ継続するだけであれば、誰にでもできます。成果を生み出すには、毎日改善することが重要です。

著者は、プロゲーマーとして毎日作業をしている中でも、「反省の時間」を設けています。「今日はあのシーンで負けたけど、最適な動きはなんだったんだろう、」とか「自分に足りないスキルは何だろう」といった感じです。このような、反省を経て次の行動を改善していく。その積み重ねがあるからこそ、高速で成長することができるのです。

また、挑戦はほとんどの場合うまくいかないです。9割が失敗になります。しかし、経験値に目を向けることが大事となります。失敗を繰り返せばその分経験値が格段に上がります。最大の失敗は、「何もせずに過ごすこと」です。

挑戦と改善を繰り返していくことで自然と大きな成果を生み出すことができます。

自分の資産を、最優先で積み上げよう

人生を豊かにするための二つの資産「金融資産」と「知的資産」を同時に積み上げていくことが大事です。

会社で働く多くの人が、金融資産のことばかり考えて仕事をしています。つまり会社では「給料をもらえればいい」と思っているのです。これではとてももったいない。会社で働き、給料をもらいつつ、同時に「知的資産」を積み上げるべきです。

例えば、著者はエンジニアとして最初のキャリアをスタートさせています。エンジニアであればプログラミングのスキルが働けば働くほど自分の中に積みあがっていくと確信していたからです。会社でしか通用しないスキルが身につく職種よりも、会社の外に出ても通用するスキルが身につく職種を選らんだ結果でした。

「自分の利益」を最大化して働くことが大事です。あまり考えずに働くと、あなたの実績は会社に吸収されてしまいます。それでは人生が楽になることはありません。会社で頑張っても会社はあなたを助けてはくれません。売り上げが下がったら倒産しておしまいです。経営者は巨額の借金を背負う前に、倒産の道を選ぶはず。その時、最もしんどい思いをするのは社員です。

経営者には、さまざまなツテがあり、その後の仕事も見つかりやすいものですが、社員はそうはいきません。

いざというときのために、日ごろから、知的資産が増やせるか、自分の実績につながるかを考え自分の利益を最大化する働き方をするようにしましょう。

継続するために捨てるもの

時間は平等です。普通の人の1日は24時間であり、ビルゲイツの1日も24時間です。

世の中には「成果を出す人」と「出さない人」の両者が存在します。もちろん生まれ持った才能や恵まれた環境も関係するでしょうが、それ以上に両者を分けるのは「時間の使い方」です。

そのために捨てるものとして以下のようなものがあります。

• 第一フェーズ：飲み会、遊び、家事、恋愛
• 第二フェーズ：娯楽、他人の目、普通の人生
• 第三フェーズ：健康

第一フェーズであれば、割と簡単に捨てることができます。本気で成果を出したいときに、第一フェーズにかまけている場合ではありません。

第二フェーズですが、第一フェーズを達成した人であれば、無理なことではないです。作業をすることが自然となってくると特に意識をしなくても自然とこの領域に入っていく人も多いでしょう。

第三フェーズですが、ここを捨てることはお勧めしません。しかし。とびぬけた成果を出したいという場合には一時的にここを犠牲にすることもあるかもしれません。

私自身、成果を出すため恋人と別れることを決断しました。そして、一定期間は第一フェーズの家事以外はしないことにしています。そのおかげで時間は圧倒的に増えました。カレンダーは予定で埋まることはなくほぼ真っ白です。なので、自分の勉強や作業の時間に十分充てられています。

継続するためには、それ以外の時間をカットし時間を生み出すことも重要なのです。ぜひあなたの最近の時間の使い方を振り返ってみて、その時間の使い方があなたの成し遂げたいことにどれだけつながっているかを考えてみてください。

社会人が勉強を続けると人生はイージー化する

日本の大半の社会人は勉強をしていないそうです。平成28年に総務省が行った社会生活基本調査によると、日本人就業者が学習・自己啓発のために割いている時間は一日平均6分だということです。

そのため、社会人で勉強をすると圧倒的に他の人と差別化することが可能です。

著者は、社会人になってからまずプログラミングを学びました。ある程度プログラミングを学んだころ、「多くの経営者は売上が伸びなくて悩んでいる」ということに気づき、マーケティングを学んでいました。その後ブログ運営を通じてライティングも学んでいました。その中で気づいたことは、「勉強は極めてコスパがいい」ということです。

スキルが増えると、短時間でお金を稼げるようになります。短時間で稼ぐことができれば、勉強時間を捻出しやすくなります。そして、また勉強する。するとまた収入があがり、、、というループです。

通常の業務だけで一日を終えるのでは、いつまでたっても人生はハードモードのままです。イージーモードの人生に切り替えたいのであれば、「時間ができたら」ではなく「今すぐ」勉強を始めましょう。

まとめ

今回は、億を稼ぐ積み上げ力の書評を紹介しました。私自身この本にとても大きな影響を受けました。そして、この本のおかげで継続することができるようになりましたし、日々の時間をフルで自身の成長に使うことができるようになりました。

この本の内容の相性はあると思います。私は、マナブさんの考え方に自分自身が似ていたので共感することができました。自分と同じような人が少しでも良い影響を受けるきっかけとなればうれしいです。

この記事の一部でも共感できれば、この本はあなたに合っているかと思います。